今治タオルのブランド力とは

さまざまなお祝いの内祝いとして人気のある今治タオルは、現在でこそその品質の高さとブランド力で広く知られる存在となっていますが、一時期は衰退の一途も辿りつつあった伝統工芸品の一つです。

瀬戸内海沿岸に位置する愛媛県今治市発祥のこのタオルは、見栄えを求めず品質と機能性を追求して手間暇を惜しまないという製法を徹底しているところに大きな魅力があります。

その過程では地球規模で環境に配慮していることも、未来へのやさしさが感じられます。

特に水分吸収の速さに重きを置いていて、湿潤な気候の日本で使用するのにはうってつけのタオルと言えます。そんな今治タオルの歴史は1894年に始まりましたが、1990年初めのバブル崩壊と共に一時期衰退してしまいました。

復活の兆しが見えたのは、2006年に「JAPANブランド育成支援事業」の一つに選ばれ、地元が一体となって今治タオルプロジェクトを開始したのがきっかけです。

クリエイティブディレクターに佐藤可士和氏を迎え、現在ではよく知られる今治タオルのブランドロゴマークを作り、タオルソムリエなる資格を設けて認定制度にしたのも重要なキーポイントとなりました。

現在では日本国内にとどまらず、世界中に愛用者が存在し、世界の名だたる高級有名ホテルにおいても客室用タオルとしてその存在感を光らせています。

外への好影響だけでなく、一旦地元を離れた人たちが就職先を求めて今治へとUターンしてくるという現象も起きています。

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